株式会社iXgene
ゲノム編集iPS細胞を用いて難治性疾患の克服を目指す
脳腫瘍の中でも悪性神経膠腫は極めて悪性度が高く、再発例に対する有効な治療法は存在しません。同社はゲノム編集で自殺遺伝子を導入したiPS細胞由来神経幹細胞(tNSCs)が脳腫瘍や脳障害部位に選択的に移動する性質を利用し、tNSCsを自殺遺伝子の「運び屋」として用いた新たな治療法の開発を進めています。tNSCsを脳内に移植後、プロドラッグを投与するとtNSCsが自滅すると同時に活性体を放出し、周囲の腫瘍細胞も殺傷するため、高い抗腫瘍効果が期待できます。また自殺遺伝子を搭載しており、iPS細胞による造腫瘍リスクを回避できるため、外傷性脳損傷・脳梗塞に対する安全な再生医療の実現も期待できます。
- 設立
- 2020年1月
- 事業内容
- ゲノム編集iPS細胞を用いた難治性脳疾患治療法の開発
- 代表者
- 代表取締役 古川 俊治
KII’s Perspective
極めて予後不良でアンメットメディカルニーズの高い悪性神経膠腫に対して独自開発のゲノム編集iPS細胞由来神経幹細胞を用いることで、より安全かつ抗腫瘍効果の高い新たな治療法の実現が期待できます。
KII growth support
資金調達支援、事業戦略支援、事業連携先支援、人材採用支援支援、広報支援、取締役就任